都市部・狭小間口に対応する形です。方位周りの環境(隣接家屋・空地・窓の有無)によっては、屋根形状が変わります。一番のスタンダードである総2階建では、大屋根部分が張り出します。
【実例】長谷川さんの家 A(2P+6P)+下屋
建物規模:木造2階
建敷地面積:115.09㎡(34.81坪)
建築面積:63.65㎡(13.02坪)
延床面積:79.50㎡(24.05坪)
(1F/39.75㎡ 2F/39.75㎡)
建ぺい率:37.39%
容積率:69.08%
いわゆる小住宅です。5.46mある間口では、構造的に柱間を1回で飛ばすことはできませんので、2ピッチ(3.64m)、または、1.5ピッチ(0.73m)ごと受ける柱を設けます。もちろん各々に下屋がつきます。
【実例】浅田さんの家 B(3P+5P)+下屋
建物規模:木造2階建
建敷地面積:121.00㎡(36.60坪)
建築面積:63.65㎡(19.26坪)
延床面積:110.97㎡(33.57坪)
(1F/61.28㎡ 2F/49.69㎡)
建ぺい率:52.61%
容積率:91.72%
規模がそこそこに大きい、昔の田の字プランの変形といえるのが、このタイプです。総2階建で、小さい体育館と呼べるほどに家の中の総空間量が大きい、「どっしりとした木箱」が、この家のイメージです。
【実例】 永井さんの家 C(4P+4P)+下屋
建物規模: 木造2階建
建敷地面積: 123.50㎡(37.35坪)
建築面積: 59.62㎡(18.04坪)
延床面積: 112.61㎡(34.07坪)
(1F/59.62㎡ 2F/52.99㎡)
建ぺい率: 48.28%
容積率: 91.19%
基本的には、Aタイプ(片流れ屋根)と同じヴォリュームのものです。近隣の接近のありようで、屋根形状が変化します。
【実例】斉藤さんの家 D(2P+7P)+下屋
建物規模: 木造2階建
建敷地面積: 120.00㎡(36.30坪)
建築面積: 59.77㎡(18.09坪)
延床面積: 105.42㎡(31.89坪)
(1F/59.04㎡ 2F/46.38㎡)
建ぺい率: 49.81%
容積率: 87.85%