(加藤様)
加藤様平成29年11月完成
無垢の木に囲まれて
- まず始めに、ひとつひとつのことに丁寧に向き合い、時間をかけた家づくりにお付き合い下さった村上建設のみなさま、職人の方々にお礼を申し上げたいと思います。このたびは大変お世話になり、ありがとうございました
木の住まいを建てたい、漠然とした思いを持っていた私たちと村上建設との出会いは、タウンニュースでみつけた完成見学会のお知らせでした。拝見させて頂いた家のシンプルで開放感のある様子、手づくりされたキッチンや棚のやわらかな線、なにより木の香りあふれる静かな佇まいはとても魅力的なものでした。そして素人目にも わかるしっかりとした大工仕事は、家づくりに不安があり、なかなか一歩を踏み出させずにいた私たちを力強く後押ししてくれるものでした。
家づくりはひとつひとつの工程、段階が勉強でした。焼杉の外壁、ハーフユニットバス、屋根で守られた車庫、畳の部屋・・・。作って欲しいもの取り入れて欲しいものはたくさんあっても、イメージの断片しか伝えることしかできなかった私たちの思いを具体的な図面に落とし込んで提示されたときは、とてもわくわくして楽しくて、そして少しがっかりもしたりして・・・。図面を眺めては頭の中で広さや厚み想像する日々でした。
の間取りと同様に、気にしていたのが家の強さでした。地震から私たちを守ってくれる強い家。いろいろな本を読んで、頭の片隅にあったJパネル工法。村上建設の造る家がすっかり好きになり、家づくりはここにお願いしようと決めていた私たちでしたが、図らずもJパネル工法が選択できたことはとても幸運だったと思います。今回、思い切って部屋の殆どをJパネルあらわしとしましたが、見た目が柔らかく、ぬくもりを感じる造りとなりました。一部、社長のアドバイスで畳の部屋の壁を和紙張り仕上げへと変更したことは私たちだけでは思いつかないことでした。
にも天竜杉を扱う製材所の見学、テーブル板の買付け、フローリングや建具の塗装に関わらせていただくなど、村上建設でなかったらできなかった体験をさせて頂いたと思っています。
この住まいに移り、少しの時間がたちました。
家中どこにいても寒いところがないようにと設置したペレットストーブはすでに大活躍で、じんわりと暖かさをくれます。外壁の焼杉も生け垣の緑となじみ、これから先どういうふうに変化していくのか気になるところです。
大事に住まわせていただきますと心の中で感謝しながら、柱や梁がビシバシッと音を鳴らし、容赦なくひび割れていく様子に、ドギマギしているふたりです。笑